「プログラミングってなんだか難しそうだし、自分には関係ない」

 

なんて思っていませんか?

 

そんなあなたは「日本では国を挙げて高いITリテラシーを持った人材やエンジニアの育成に力を入れており、最近ではプログラミングを小学校の授業にも導入する事例も増えています」なんて、難しい説明を聞いてもピンと来ないはず。

 

じゃあこれはどうでしょう。

 

「プログラミングは大学試験に出ます!」

 

これ、実は大げさではありません。今、一部の大学ではプログラミングに関連する筆記試験があったり、作品の提出を求めたりするケースがあります。

 

やっかいな科目が増えた…と思うかもしれませんが、まだプログラミングができるライバルが少ない今だからこそ、チャンスでもあるんです。

 

この記事では入試にプログラミングを取り入れている大学を紹介します。

 

一般入試編

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長らくみなさんの学校の授業でもお馴染みの科目、数学、英語、国語、地歴公民、物理、生物、化学などからの選択式だった一般入試。この一般入試にいち早く「情報」という科目を追加した大学があります。

 

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC) 総合政策学部・環境情報学部

http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/ippan.html

 

慶應義塾大学SFC(総合政策学部・環境情報学部)は本格的にIT試験を推進している大学。「情報」という科目を追加し、プログラミングやデータ処理などの知識をもつ人材を積極的に受け入れているようです。

 

小論文が必須科目で、残りの1科目を「数学または情報」「外国語」「数学および外国語」のいずれかから選択できます。つまり数学の代わりに情報と小論文のみで受験することができるのです。

 

2016年度総合政策学部の「数学または情報」入学試験問題にはカレーの作る各作業から最短時間を計算する問題や、ある作業に対して1分ずつ遅れを増やし、最短時間が延びるかどうか判定する問題が出題されました。

 

推薦入試編

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推薦入試には学校長の推薦書が必要な場合と自己推薦の2つがあります。どちらも大学が提示している募集要項の条件をクリアしていなければなりません。その推薦入試でもプログラミングスキルで有利になる大学があるんです!

 

東京大学 理学部

http://www.u-tokyo.ac.jp/stu03/e01_28_j.html

 

自然科学に強い関心を持ち,自然科学の1つ若しくは複数の分野において,卓越した能力を有することを示す実績があること(実績の例:科学オリンピック<数学,物理,化学,生物学,地学,情報>,高校生科学技術チャレンジ,日本学生科学賞など,国内外で開催された各種コンテストへの入賞,商品レベルのソフトウェア開発経験,科学雑誌への論文発表など)

(東京大学理学部推薦要件より引用)

 

 

日本の最高学府といえば東京大学!

推薦入試が2016年より導入されたことが話題になりました。

一般入試よりも難しいとウワサされている推薦入試ですが、その募集要項には商品レベルのソフトウェア開発経験と書かれています。
しかし、これはなかなかにハードルが高そう(笑)。

 

 

ほかの有名な大学でも、

 

東京工業大学

http://admissions.titech.ac.jp/admission/college/pdf/h29_guidelines_suisen6647982.pdf

 

□□年度のスーパーコンピューティングコンテストに入賞。

数学、物理、化学、地学、情報のいずれかの国際科学オリンピックに日本代表として出場した者、又は国際科学オリンピックの国内最終予選に相当する大会で優秀な成績を収めた者

(東京工業大学推薦要件の課外活動例より引用)

 

 

中央大学 理工学部

http://www.chuo-u.ac.jp/admission/faculties/special/sp_03/

 

自力で製作し他者に誇れるような科学に関する作品(自作のソフトウェア、自作のハードウェア、数学・理科等の優れた自由課題作品等)を有する者

(中央大学理工学部情報工学科の出願資格より引用)

 

コンピュータソフトの創作コンクール等に応募し、実績を挙げている者(入賞等)

(中央大学理工学部経営システム工学科の出願資格より引用)

 

 

いずれも必須の条件ではなく、出願資格の一例として挙げられていますが、少なからず大学側がプログラミングスキルを評価の対象にしていることは間違いなさそう。

 

AO入試編

Applicant and recruitment procedure

 

AO入試は推薦入試と違い、出願条件を満たしてれば学校長の推薦が必要ない場合が多い。面接が複数回行われたり、大学によって独自の選抜方法がある試験です。

 

そんなAO入試でも多くの有名大学がプログラミングスキルのもった人材を求めています。

 

立命館大学  情報理工学部

https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/extra/pdf/ao_guide.pdf

 

(1)書類審査

エントリーシートにより、大学入学後の学習意欲・関心等を評価します。

(2)自作ソフトウェアの審査

提出されたソフトウェアによりプログラム開発能力、論理的思考能力等を評価します。

*以下、資格要件①~③のいずれかを満たす者は、自作ソフトウェアの提出を免除し、満点扱いとします。

対象となる大会 資格要件

あいちゃれ 2014~2015

旧:ICT Challenge+R2013

① ファイナリストに選出された者

② チャレンジ賞受賞者

③ AO 入試一部免除者(チャレンジ賞以上受賞内定者)

*「あいちゃれ 2015」に関する詳細は、Web サイトをご確認ください(http://www.ict-challenger.jp/)。

(3)実地試験

①小論文(90 分)

情報科学分野で必要とされる問題解決力・分析力、独創性、表現力等を評価します。

②面接および口頭試問(プログラミングに関する知識や提出されたソフトウェアについて問う内容) (約 25 分)

プログラミング知識、論理的思考能力、コミュニケーション能力、リーダーシップ等の評価をします。

(立命館大学情報理工学部選考方法より引用)

 

 

自作ソフトウェアの審査によってプログラミング能力を評価するようです。

 

 

明治大学 理工学部情報学科

http://www.cs.meiji.ac.jp/ao/

 

1. 小論文がなくなります。

2.面接での口頭試問(数学、英語)がなくなります。

3.実技試験ではプログラムの作成をしますが、プログラミングの技能を測るのではなく、論理的な思考力や数学の基礎的な知識を活用する力を見ます。プログラミングの未経験者が不利にならないように、以下の配慮をします。

プログラミング言語にはさまざまなものがありますが、Processingという入門用の言語のさらに入門版を使用します。

(明治大学理工学部情報科学科AO入試「情報学科のAO入試が変わります」より引用)

 

 

必ずしもプログラミング経験が必要というわけではなく、センスをみるための試験のようです。

 

 

明星大学 情報学部

http://www.meisei-u.ac.jp/admission/outline/imsbav0000020ldg-att/imsbav000004v8y1.pdf

 

AO9月の情報学科志願者が選択できる選考方法です。試験当日に受験者が自作のプログラムについて動作確認及び説明を行った後、そのプログラムについての口頭試問を行います。自作のプログラムファイル及び関連資料を出願時に提出していただきます。

(明星大学AO入学試験の情報学科「プログラミングに関する口頭試問」より引用)

 

 

「小論文」の他に「プログラミングに関する口頭試問」が選択できるように。

2017年度の試験はWebブラウザで動作するJavaScriptを使用したプログラムが必要な試験だったようです。

 

 

関西学院大学 理工学部

http://www.kwansei.ac.jp/admissions/img/pdf2017/ao.pdf

 

「作品資料」について審査(主として本学情報科学科、もしくは人間システム工学科の目指す学問についての関心の深さ、意欲やセンスを評価する)を行い、本学情報科学科、もしくは人間システム工学科の講義・演習を理解するためのに必要な資質の有無を判定します。

(関西学院大学理工学部情報科学科・人間システム工学科の選考方法より引用)

 

 

提出する「作品資料」について関西学院大学理工学部情報学科のアドミッション・オフィス(AO)入試のページに詳しく記述されています。

https://ist.ksc.kwansei.ac.jp/ao.html

 

CD-ROM 1枚に以下のファイルを所収する

  1. 自ら作成したコンテンツ,プログラムあるいは自ら関わったプロジェクトの成果物。

○プログラム制作(CやJavaなどによるプログラム,ホームページ,ゲーム等)

○情報処理やインターネットに関連したプロジェクト

・文化祭などでの情報機器を使った展示

・クラブのホームページ作成

・情報機器を使ったボランティア活動 など

  1. 作品説明書(CD-ROMに所収するとともにA4用紙にプリントアウトしたものも提出)

(作品のコンセプト,制作の背景・方法・過程・動作条件及び実行方法の記述などを記載すること.プロジェクトなどグループ制作の場合は自らの役割や制作範囲を明確に記述すること)

(関西学院大学理工学部情報学科AO入試の選考方法第2次審査より引用)

 

 

あらかじめ提出する作品はグループ制作したものでも良いようです。

 

まとめ

これほど多くの有名大学がプログラミングのスキル保有者を求めています。これって実は大学を卒業して、社会人になってからもプログラミングができると有利ってことなんです。

 

「とはいえ、今からプログラミングの勉強をしても間に合わないだろう」

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